作画のお話し

作画の際の注意事項のお話しを少々。

 

アニメーションは、多くの行程を経なければ完成しません。

 

企画から始まり、まずお話しの構成を考えます。

 

そして、シナリオに入り本読みを行います。

 

決定稿になったシナリオからコンテを起こし、

それが原画、動画、仕上げ、背景、撮影と進んで行き

カッティング、アフレコ、ダビングがされ、最後にV編で完パケとなります。

 

大勢の人の手で作り上げられ、多くの行程を辿って行きます。

 

そのために、作画に必要な設定というものが存在します。

 

その設定があるから、作画に統一感が生れます。

 

設定が無いと、六花にリボンがあったり無かったり、

眼帯が右目になっていたり左目になっていたりと、

描く人によってバラバラになってしまいますね。

 

設定と合わせて、注意事項というものも存在します。

 

たとえば、六花たちが着る制服。

 

とっても可愛い制服ですよね!

 

彼女たちが着るチェックのスカートは、とっても可愛いのですが、

作画さん、仕上げさんたちには大変手間のかかるスカートなんです。

 

だから。見てください。

縦と横の線が交差していません。(図1)

 

作画で交差させてしまうと(図2)、次の行程となる仕上げで、

より手間のかかることになってしまいます。

 

図1であれば、1クリックで着色出来るのですが、図2になってしまうと

複数回のクリックが必要となってしまいますよね。

分かりますか?

 

この工夫が大事ですね。

この注意事項はとっても大切な役目を持っているのです。

 

こういった細やかな工夫によって効率的な絵作りが出来るのです。

どこのセクションでも、次の行程のことを考えて、バトンタッチしていくのです。

 

チームワークって大事ですよね!

 

チームワークで作り上げられていく【中二病でも恋がしたい!】、

引き続き放送をお楽しみください♪

 

  • chu
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