作画のお話し

作画の際の注意事項のお話しを少々。

 

アニメーションは、多くの行程を経なければ完成しません。

 

企画から始まり、まずお話しの構成を考えます。

 

そして、シナリオに入り本読みを行います。

 

決定稿になったシナリオからコンテを起こし、

それが原画、動画、仕上げ、背景、撮影と進んで行き

カッティング、アフレコ、ダビングがされ、最後にV編で完パケとなります。

 

大勢の人の手で作り上げられ、多くの行程を辿って行きます。

 

そのために、作画に必要な設定というものが存在します。

 

その設定があるから、作画に統一感が生れます。

 

設定が無いと、六花にリボンがあったり無かったり、

眼帯が右目になっていたり左目になっていたりと、

描く人によってバラバラになってしまいますね。

 

設定と合わせて、注意事項というものも存在します。

 

たとえば、六花たちが着る制服。

 

とっても可愛い制服ですよね!

 

彼女たちが着るチェックのスカートは、とっても可愛いのですが、

作画さん、仕上げさんたちには大変手間のかかるスカートなんです。

 

だから。見てください。

縦と横の線が交差していません。(図1)

 

作画で交差させてしまうと(図2)、次の行程となる仕上げで、

より手間のかかることになってしまいます。

 

図1であれば、1クリックで着色出来るのですが、図2になってしまうと

複数回のクリックが必要となってしまいますよね。

分かりますか?

 

この工夫が大事ですね。

この注意事項はとっても大切な役目を持っているのです。

 

こういった細やかな工夫によって効率的な絵作りが出来るのです。

どこのセクションでも、次の行程のことを考えて、バトンタッチしていくのです。

 

チームワークって大事ですよね!

 

チームワークで作り上げられていく【中二病でも恋がしたい!】、

引き続き放送をお楽しみください♪

 

  • chu

アニメの劇伴とゲームBGMの違いについて考えてみる

  • カテゴリ:音楽
  • 投稿日時:2012年11月02日

さて、金曜日がやってまいりました!

 

金曜日というのは、翌日、翌々日が土曜日・日曜日ということもあり、浮かれ気分で飲みに行ったり遊びに行ったり出来る日である・・・ということで「花の金曜日」。略して「花金」と言ったりしたものです。

 

かつては「はなきんデータランド」なるTV番組までありましてね…。

 

そんな金曜日です。皆さんいかがお過ごしでしょうか。

弊社は、金曜日の夜だからと言って何か特別な何かがあるわけでもなく、通常通りの業務でございますよ。

 

さて、音楽の話しをしなければならないはずなのです。

だんだんと「雑談」の割合が増えているのは自分でも分かっていました。

分かっていながら、なんとなく身を委ねていましたよ…。

 

段々と音楽ネタが尽きてくるんです。まだ言えないことなども色々あるので、うっかり書いてしまうと大火傷・・・みたいなことにもなりかねず、、、戦々恐々なわけです。

 

 

そんなわけで、『中二病でも恋がしたい!』に特化した音楽のお話でしゃなくて、普遍的な音楽制作のお話をしてしまいます。

アニメーションのBGMのことを「劇伴」と言うのは、10/12のブログで書きました。

僕は仕事柄、アニメのみならず、ゲームBGMの制作にも携わることが多いです。

 

さて、ではアニメの劇伴と、ゲームのBGMの違いってなんでしょう?

 

これは制作者によって見解が様々だと思うので、あくまで斎藤的な見解として捉えてくださいね。

 

【アニメの劇伴の特徴】

1)エンディングが必要。

2)セリフと一緒に鳴った時にセリフの邪魔にならないという配慮も必要

 

【ゲームBGMの特徴】

1)基本的にはループする前提で作るので、エンディングが無い。

2)セリフと一緒に鳴る瞬間はアニメと比べると少ないので、セリフのことを気にせず、音楽がガンガン主張して良い。

 

ということかなと思っています。

 

 

アニメーションは当然ながらセリフがあって、その背景で音楽が流れるわけです。

なので、音楽がセリフ以上に主張しすぎてしまうと、セリフが聞こえにくくなる…ってことも時々あります。

かと言っておとなしい音楽を作れば良いってことでもなく、時にはセリフを食うくらいの勢いでメロディをしっかり立たせた曲を作る必要もあります。

セリフも立たせながら、印象に残る音楽に仕上げられたら、最高です。

音楽家や音楽プロデューサーは日々、そこに挑戦していると言っても過言ではないかもです。

 

対してゲームBGMはセリフとの被りはあまり気にしなくて良いわけです。

だからこそ、歌ものか?と思うくらい、しっかりメロディが主張している音楽が多いと思います。

具体的な作品名は控えさせていただきますが、おそらく皆さんが「ゲームミュージックでパッと思いだせるもの」ってのは、簡単に口ずさむことが出来ると思います。メロディがしっかり立っているからです。(アニメ劇伴がそうじゃないってわけじゃないので、誤解なきよう…)

 

対して、アニメ劇伴は名曲であっても、口ずさむことが難しいものもあるかと思います。

メロディだけではなくて、サウンド全体で聴かせることが多いからです。(ゲームBGMがそうじゃない、といういわけではないので誤解なきように…)

 

 

 

エンディングがあるかないか?という話。

アニメのサントラを買って曲を聞くと、どの曲も、しっかり「終わり(=エンディング)」があります。

アニメは演出的にしっかり曲を「終わらせる」必要があるからです。

 

対してゲームBGMのほとんどは「ループする」ように出来ています。

これは当然ながら、プレイヤーのプレイ時間は人それぞれなので、音楽もいくらでも再生を続けられるようにループさせる必要があるわけです。つまり、エンディングは存在しないと。

※ゲーム中では永遠にループしてるけど、サントラCDではしっかりエンディングがある…という曲も中にはあります。

 

 

小さいころ・子供の頃、アニメもたくさん見て、ゲームもたくさんやっていたけども、今思い出してみると、印象に残っているのがゲームBGMの方が多いぞ・・・?という方、多いと思います。

 

それはきっとメロディの立ち具合が強かったのかもしれません。

あとは何よりも、アニメは30分1話で、1度見たらそれで終わり(DVDとか買わない限りは)だと思いますが、ゲームはクリアーするまで何時間も何十時間も音楽を聴き続けるわけなので、それは印象に残って当然なわけです。

 

 

そんなわけで、アニメ劇伴とゲームBGMの違いについての考察でしたよ。

 

 

 

さて、雑談です。

「東京ラーメンショー2012」の話しをします。

いよいよ開催されました!僕も時間を作って奥さんと行ってきましたよ。

今年のラーメンショーは「第1幕」と「第2幕」に分かれています。

第1幕は、10/26~10/30まででした。

第2幕は、10/31~11/4までです。

 

今回は「第1幕」のレポートです。

僕は2店舗のラーメンを食べてきました。

 

その1:炙り味噌マー油

 

その2:山形鶏中華

 

です。

 

 

どっちも美味しかったです!

「美味しい」くらいしか単語を持ちあわせてないので、美味さの説明は割愛します。

画像から美味しさを感じて下さい~。

 

 

会場には、「食べる場所」もしっかりあります。

大きなテントがたくさんあります。その中には、長机と椅子が大量にあるわけです。

そして、ラーメン食べた後はサッパリしたい!という気持ちを汲み取るかのように、ガリガリ君アイスの販売所がありました。

ガリガリ君着ぐるみもいましたよ。

 

そんなわけで、ラーメンショーは11/4まで続いてます!

僕も、もう1度行って、「第2幕」を堪能しようと思っています。

 

ではまた!

  • ランティス

耳よりな情報!


今日は土曜日ではありませんが、
たしが入手した情報をみなさんにお伝えしたくてイレギュラー更新!


【中二病でも恋がしたい!】の音響監督をされている
鶴岡陽太氏が、今度の日曜日に講演を行うそうです!


題して「アニメに命を吹き込むこと」!

これはとってもとっても貴重な機会です!


鶴岡さんはとってもとってもとってもお忙しい方だし、
なによりも、この業界を長年驀進してこられた方の
その蓄積された経験技術信念知識から発せられる言葉は、
聞かずにはいられません!


どんな話しが聞けるのかな~。
楽しみですね!

11月4日(日)10:45~12:40

日曜日の朝は早起きをして
一橋大学の一橋祭講演会に行きましょう!

国立キャンパス東2号館で入場は無料だそうですよ~。

詳細は、こちらからチェックしてみてください♪
http://ikkyosai.m29.coreserver.jp/kikaku/sympo/anime.html

 

  • chu
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