美術のお話し

毎週土曜日、階段を駆け上げることが日課になってしまいました(汗)。

今回、階段を駆け上がった先には美術監督がおわしました。

 

丁度、美術ボードを作られているところでした。

 

なので、美術のお話しをしたいと思います。

 

まず、これ。

「色背撮打ち」

 

何と読むか分かりますか?

ちょっと考えてみてください!

 

むふふ(^ー^)

 

アニメーション制作の行程に当てはめて考えてみると分かると思います。

 

すでに、ご存知の方もいますか?

 

ある行程の打ち合わせを指しています。

そして、3つのセクション合同の打ち合わせです。

 

と言えば、もう、答えが分かったのではないでしょうか!

 

もう少し考えたい方のために、答えは一番下に書くことにしますね。

 

その「色背撮打ち」で監督もしくは演出からの注文を受け取り、

美術ボードなるものの制作に取り掛かります。

 

それらの注文を、時間経過、舞台転換、作品の世界観に合うように解釈をした上で、

話数全体の説明が出来るキーとなるカットの中に落とし込んだものが、ボードです。

 

9点もあります。

ん?これボード??

 

美監に「いま何やってるんですか?」と聞いたら

「ボードを作っているところです」というので、

参考の写真を並べて、これから取り掛かるところだと思ってしまいました。

 

近くでよーっく見たら、写真ではなくて、美術ボードでした(汗)。

「写真」というのは、褒め言葉にはなりませんよね??

反省。

 

さて。

話しを戻して。

 

1話に9点というのは多い方だそうです。

この数は、美術監督自らの判断だということです。

 

仕事への責任感を感じずにはいられません!

こういったスタッフに支えられて、作品が作られていくのですねぇ。

としみじみしていたら、まだ前半部分のボード作りが残っているんだそうです。

 

いつまでも美監の手を止めてしまうということは、

作品の完成が遠のいてしまいます。

 

よしっ!退散!

 

今までに見たことのない背景だったので、一体これがどこなのか、

いつなのか、もっと話しを聞きたかったところですが。

 

今日のところはここまでとします。

 

chuが潔く自分の席に戻ったので、ちゃんとこの背景を放送で見ることが出来ますよ~♪

 

お楽しみに!

 
【答え】
いろはいさつうち

①色彩設計
②背景
③撮影

  • chu

風邪と音楽とラーメンと濃霧

  • カテゴリ:音楽
  • 投稿日時:2012年11月09日

寒くなってまいりました。

 

皆様いかがお過ごしでしょうか。

二度言います。寒くなってまいりました。

寒くなってくると風邪をひきやすくなります。ランティス斎藤です。こんにちは。

そして、インフルエンザの予防が気になり出します。

 

ということで、先週、インフルエンザの予防接種をしてきました。

いつもは会社近くの内科でやってもらってたのですが、どうやら耳鼻科でもやってるという情報を手にしました。

内科までは徒歩10分。耳鼻科までは徒歩3分。

これは耳鼻科に行くしかありません。

さらに、会社近くの耳鼻科は回転が素晴らしく早い。かつて10分以上待たされたことはありません。

ということで、インフルエンザ予防接種を受けました。

 

これで今年の冬は安心。

 

 

と思ったのも束の間、妻が風邪をひきました。

うーん、移らないといいなぁ…と思っていたのですが、、、ちゃんと風邪をひいてしまいました。

妻の風邪か、他のところからもらってきた風邪かは、分かりませんが…。

 

症状は、鼻水・鼻づまり・喉の痛み。

我ながら分かりやすい症状だ。と感心しました。

熱っぽさは無かったので、そんなに重症ではないと思い、普通に仕事をしてなんとなく治していくことに。

 

風邪をひいたら僕は、先の話にも出てきた会社近くの耳鼻科に行きます。

耳鼻科で風邪を治す?内科の方がいいんじゃないの?と思われるかもしれませんが、ここの耳鼻科は風邪の面倒も見てくれます。しかも処置が適切(だと僕は思う)。

 

ってことで、今日の朝、耳鼻科に行ってきました。

治療してもらい、薬を処方してもらいました。

 

 

と、ここまで書いてきて「ああ、またランティスの斎藤は音楽の話を全然書かない。あいつダメだろ。ちゃんと仕事しろ。」と思っている方も多いかと察します。

 

ふふふ…ここから音楽の話になりますよ。

風邪の話は前フリです。

 

 

音楽プロデューサーの立場で風邪をひくと一番困るのがレコーディングです。

なんせ、シンガーさんや役者の方に風邪を移したら大変です。

音楽を生業にしている人たちにとっては風邪っぴきのスタッフは疫病神に近いものがあります。

そんな疫病神に自分がなってしまっているわけです。

 

ただ、状況的に・立場的に、どうしても現場に行って空気を和ませたり、色々な会話したり、ディレクションしたり…をしなければならない時もあります。

 

一番良いのは「すいません。風邪ひいたので、移しちゃマズイから、今日は現場行きません。」と宣言することです。

が、、、、これがなかなか言い難い時もあったり。

「軽い風邪くらいで来ないなんて、甘い」とか思われたら嫌だな…とか、どこか怯える自分も居たりします。

 

全ては「さじ加減」なので、マスクをしてでも、5分だけでも現場に行ってコミュニケーション取る方が良いこともあるし、無理して行かない方が良いこともあります。

 

 

仕事で大事なのは「さじ加減」だなぁ…と思う次第です。

「さじ加減」ってのは言い換えると「いい塩梅でひとつ。」とか、「よしなに。」とかってことと同意義なのかなぁ…とも思います。

 

風邪はひかないのが一番です。

でも、ひいたら「風邪をっ…引いたっ…!」と、どこかのギャンブラー(?)風に、周りに告知することが大事かと思います。そして、休んでしっかり治すのが良いです。

とても当たり前のことなんですが、仕事たくさんしているとなかなか言い出せないこともあるんですね。

 

言う勇気を持とう。(…と書きながら、自分にも言い聞かせてる次第。)

 

 

 

さて、音楽話が終わったところで、雑談です。

 

先週、ラーメンショー2012の「第1幕」の話しをしました。

今週は「第2幕」の話。

第2幕の終盤に行ってきました。

2つ、食べてきましたよ。

 

1つは、「王様中華そば」。

 

 

1つは、「富山シロエビらーめん」。

 

王様中華そばは、コショウが効いた王道な感じのラーメン。

シロエビは、シロエビが具として凄い!ってことじゃなくて、スープにドロドロに溶け込んでいるのです。

どっちも美味かった…。

会場には、プーアル&烏龍茶も売ってて、ラーメンとの相性が素晴らしい。

 

そんなラーメンショー2012は閉幕しました。

下の写真は駒沢公園の広場にある塔。夜は綺麗にライトアップされてました。

すでに来年が楽しみです。

・・・って、ここしばらくラーメンショーの話を書いてきたんですが、僕はラーメンに全然詳しくないです。

普段もそんなに食べないのです。なので「斎藤さんってラーメンに詳しいのでは?」と思わないでくださいね…。ラーメン知識はむしろ少ない方です。ひとつよろしくお願いします。

 

 

 

今週「おお!」と思ったことがもう1つ。

濃霧です。

2012年11月7日の早朝、東京都内は濃霧でした。

ネット上にも「濃霧」の写真が色々あがってます。

 

こういうワクワク(?)することは大好きなので、早朝、足を伸ばして駒沢公園を見てきました。

そしたら、そこはもう真っ白な世界。

凄いもんです。

まるでファンタジー世界に迷い込んだようでした。

 

霧のある時と無い時の比較もしてみましたよ。

こちらです。

 

もうひとつ。

 

濃霧な街ってなんか中二病的にはとてもくすぐられる雰囲気。

濃霧は中二病との相性抜群だなぁ…と思った1日でした。

 

ランティス斎藤

  • ランティス

パッケージ大公開!

  • カテゴリ:宣伝
  • 投稿日時:2012年11月08日

はじめてブログにお邪魔します。
ポニーキャニオンの制作担当・エヌムラです。

 

ただ今、Blu-ray&DVDの制作も佳境であります。
見本も届き始めてますが、これがもう凄く良いパッケージになったんです!
思わずテンション上がっちゃったんで、ちょっとだけ皆さんにご紹介!

とにかく見ていただきたいのがこの外ケース!
おわかり頂けるだろうか、この輝きを!
特殊印刷で背景の模様がキラキラしております。
よく見るとモーゼルやらシュバルツゼクスプロトタイプマークⅡやら、
六花的モチーフが散りばめられていて芸が細かい!

 

表面はマットPPという加工で、しっとりサラサラ気持ちよい肌触り。
ケースは厚手になっていて、高級感溢れるしっかりとした作りです。
中のトレイを引っ張り出すと……。

扉が封印されています。
でも開けちゃう!

 

ババーーン!
六花が手から出現させてる魔法陣がディスクになっております。
ちなみに次巻以降はまた別のネタが用意されています。
ダーク・フレイム・デザイナーS岡さんの渾身の仕掛けをとくとご覧あれ!

 

せっかくなので封入特典の絵柄も公開!
逢坂望美描き下ろしイラストカードボード(左)
アイキャッチ絵柄特製ポストカード(中・右)
逢坂さんの描く六花もかわええ!

 

続いてブックレットからも一部をご紹介。
設定資料やスタッフ対談、監督のこだわり解説などなど、充実のコンテンツ満載!
ちなみに個人的オススメは、六花の「混沌なるカオス」大公開(笑)。
オールカラー24ページで読み応えたっぷりです。

 

ここまで来たら勢いで映像特典も紹介しちゃいます。
まずは、未放送ショートムービー「DEPTH OF FIELD ~ 愛と憎しみ劇場」

こっ、これは一体!?
まさかこれは、全天周囲リニアシート!?

 

何だかメカメカしいのキタ━━━━━━━━ッ!!
これだけじゃ何がなにやらですが、ただ事ではない予感。
どこに行ってしまうんだ、一体!?

 

続いて、ぶらっく・らぽると・だくてぃびて(黒い活動報告)。
キャストさんの課外活動(?)を追ったドキュメンタリー映像です。
第1巻では、Black Raison d’etreの4人が京都アニメーションさんを訪ねます。

 

石原監督の席のまわりで興味津々の4人。一体何を見せてもらっているんでしょうか?
京アニ探訪編では、石原監督の案内の下、各制作セクションを4人が見学します。

 

以上、いかがでしたでしょうか?
美しいデザインな上に、手に持った時の質感や重量感がまた良いのです。
これはもう何がなんでも初回版を手に入れて欲しいと祈らざるを得ない、自慢の逸品です。

 

それではまた。
オンエアも引き続き楽しんでくださいね!

 

ポニーキャニオン エヌムラ

  • ポニーキャニオン

本日16時に…!

  • カテゴリ:宣伝
  • 投稿日時:2012年11月08日

本日16時に「中二病でも恋がしたい!」BD&DVDの詳細説明を
弊社ポニーキャニオン・エヌムラさんからブログにて告知 あります!

 

 

ついに謎のベールに包まれたパッケージの正体が明らかに!
「DEPTH OF FIELD ~ 愛と憎しみ劇場」とは!?
「ぶらっく・らぽると・だくてぃびて(黒い活動報告)」とは!?
そして、ニコ生で登場したあのキラキラは!?お楽しみに!!

 

 

宣伝のじてつ

  • ポニーキャニオン

作画のお話し

作画の際の注意事項のお話しを少々。

 

アニメーションは、多くの行程を経なければ完成しません。

 

企画から始まり、まずお話しの構成を考えます。

 

そして、シナリオに入り本読みを行います。

 

決定稿になったシナリオからコンテを起こし、

それが原画、動画、仕上げ、背景、撮影と進んで行き

カッティング、アフレコ、ダビングがされ、最後にV編で完パケとなります。

 

大勢の人の手で作り上げられ、多くの行程を辿って行きます。

 

そのために、作画に必要な設定というものが存在します。

 

その設定があるから、作画に統一感が生れます。

 

設定が無いと、六花にリボンがあったり無かったり、

眼帯が右目になっていたり左目になっていたりと、

描く人によってバラバラになってしまいますね。

 

設定と合わせて、注意事項というものも存在します。

 

たとえば、六花たちが着る制服。

 

とっても可愛い制服ですよね!

 

彼女たちが着るチェックのスカートは、とっても可愛いのですが、

作画さん、仕上げさんたちには大変手間のかかるスカートなんです。

 

だから。見てください。

縦と横の線が交差していません。(図1)

 

作画で交差させてしまうと(図2)、次の行程となる仕上げで、

より手間のかかることになってしまいます。

 

図1であれば、1クリックで着色出来るのですが、図2になってしまうと

複数回のクリックが必要となってしまいますよね。

分かりますか?

 

この工夫が大事ですね。

この注意事項はとっても大切な役目を持っているのです。

 

こういった細やかな工夫によって効率的な絵作りが出来るのです。

どこのセクションでも、次の行程のことを考えて、バトンタッチしていくのです。

 

チームワークって大事ですよね!

 

チームワークで作り上げられていく【中二病でも恋がしたい!】、

引き続き放送をお楽しみください♪

  • chu
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